登山口


関ノ沢から林道に入ったところにある駐車スペース(620m)です。
登山ポスト


茶畑の中のつづら折りの農道を登っていくと右手に登山ポストが見えてきます。
階段を上るとショートカットしてまた農道に出ます。
中ノ段農道記念碑


中ノ段の農道を登り切ったところに記念碑(800m)が建っています。
林道へ


舗装道も終わり,薄暗い林道に入っていきます。
登山道入口


「熊出没注意!」看板のある登山道入口(850m)です。
ここで林道と別れ登山道に入っていきます。
分岐点


十枚山(じゅうまいざん 1,726m)へのコースは2通りあり,ここがその分岐点です。
左が十枚山への直登。右が沢づたいに十枚峠(じゅうまいとうげ 1,600m)を経由する道です。
十枚峠へ


沢づたいの道は途中3ヶ所の沢を渡り十枚峠を目指します。
十枚峠


登り始めて約3時間。暖かい日差しが降り注ぐ 十枚峠(じゅうまいとうげ 1,600m)に到着です。
下十枚山(天津山)


十枚峠から南へ30分の下十枚山(しもじゅうまいざん 1,732m)山頂です。
別名天津山(あまつやま)とも言うこの山の北側からは,南アルプスをはじめとする雄大な景色が望めます。
富士山


下十枚山からの富士山(ふじさん 3,776m:1st)です。
十枚山と南アルプス


下十枚山から北方面の眺望です。
右側手前が十枚山(じゅうまいざん 1,726m)です。
天気が良ければ画面一番奥に白く雪化粧した聖岳(ひじりだけ 3,013m:21th)から赤石岳(あかいしだけ 3,120m:7th), 荒川岳(あらかわだけ 最高峰は中岳 なかだけ 3,083m:13th)といった南アルプスを望むことができます。
この日は画面左奥に白い三角形をした上河内岳(かみこうちだけ 2,803m:63th)だけが望めました。
その手前,十枚山の真上の右が笊ヶ岳(ざるがたけ 2,629m:111th 山頂が雲に隠れている),左が布引山(ぬのびきやま 2,584m:132th)。
その手前の茶色い山並みは,左から山伏(やんぶし 2,014m 上河内岳の左下),十枚山のやや左に大崩落地がある大谷嶺(おおやれい 2,000m), 右隣に八紘嶺(はっこうれい 1,918m)と続いています。
笊ヶ岳と布引山


笊ヶ岳(右=2コブの山)と布引山(左)の望遠写真です。
画面左端が大谷嶺,右が八紘嶺です。
大谷崩


画面左の崩落地が大谷崩(おおやくずれ)です。富山県立山の鳶山崩(とんびやまくずれ), 長野県の稗田山崩(ひえだやまくずれ)とともに,日本三大崩のひとつに数えられているところで,安政の大地震により崩れたその面積は, 東京ドームの約40倍に近い1.8平方キロメートル,高さは800メートル,そして崩落した土砂の量は10トンダンプカー2千万台分にあたる 1億2千万立方メートルにおよぶと言われています。
七面山


八紘嶺(はっこうれい 1,918m=十枚山の右上)から右に続く尾根の右端にあるのが 七面山(しちめんざん 1,989m)です。
南ア深南部の山々


南アルプスの南端に位置する光岳(てかりだけ 2,591m:130th)から南に広がる2千メートル級の 山域を南ア深南部(なんあしんなんぶ)といい,大無間山(だいむげんざん 2,329m)や黒法師岳(くろぼうしがたけ 2,067m=2,000m超の日本最南端) など登山道も未整備で訪れるハイカーも少ない手つかずの自然が残っている山域があります。
中央の山がその一つ大無間山で,その右に小無間山(しょうむげんざん 2,150m)が見えています。
上河内岳


雲の中から顔を出した上河内岳(かみこうちだけ 2,803m:63th)です。
十枚山への登り


十枚峠(じゅうまいとうげ 1,600m)から十枚山(じゅうまいざん 1,726m)へさわやかな尾根道を 進みます。
甲府盆地


登山道から見た富士川沿いの景色です。
右の山が毛無山(けなしさん 1,964m)で左奥に甲府盆地(こうふぼんち)が見えます。
富士山


天下の秀峰,富士山(ふじさん 3,776m:1st)です。
十枚山山頂


十枚峠から約30分で十枚山(じゅうまいざん 1,726m)山頂に到着です。 なお,山頂の標識には1,719mと表示されていますが,平成3年の国土地理院発表により1,726mに訂正されています。
下十枚山


十枚山から見た下十枚山山(しもじゅうまいざん 1,732m=あまつやま)です。
静岡方面を望む


安倍川(あべかわ)沿い,そして静岡市街方面の景色です。
駿河湾を望む


画面中央やや上に丸い海岸線の駿河湾(するがわん)が望めます。
右上には伊豆半島の天城山(あまぎさん)が見えています。
黒法師岳


画面中央の尖った山が黒法師岳(くろぼうしがたけ 2,067m)です。 2千メートルを超える山の日本最南端に位置する名峰をやっとカメラに納めることができました。