大正池にて


上高地のオアシス,大正池(たいしょういけ 1,490m)です。
1915年(大正4)の焼岳(やけだけ 2,455m)の噴火で梓川(あずさがわ)がせき止められてできました。
大正池と焼岳


大正池湖畔からの焼岳(やけだけ 2,455m)です。
河童橋


観光客でにぎわう梓川(あずさがわ)にかかる河童橋(かっぱばし 1,508m)です。
後方は明神岳(みょうじんだけ 2,931m)です。
梓川と岳沢


河童橋(かっぱばし)上流部の梓川(あずさがわ)です。
正面の谷が岳沢(だけさわ)。
その向こう,雲の中に奥穂高岳(おくほたかだけ 3,190m:3rd)があります。
天然クーラー


岳沢の中腹にある不思議な"天然クーラー"です。
登山道脇の岩の間から冷たい風が吹き出しています。
クルマユリ


登山道脇に咲いていたクルマユリです。
岳沢ヒュッテ


岳沢(だけさわ)の上部,緑に囲まれた岳沢ヒュッテ(2,180m)です。
天狗沢


ヒュッテから見上げた天狗沢(てんぐさわ)です。
正面に突き出ているのが天狗岩(てんぐいわ=天狗の頭 てんぐのあたま 2,909m)に続く岩塔です。
重太郎新道と奥明神沢


前穂高岳(まえほたかだけ 3,090m:11th)への登山道,重太郎新道(じゅうたろうしんどう)は左の草地に見えるジグザグから正面の尾根に向けて続いています。
右の渓谷は奥明神沢(おくみょうじんざわ)です。

ヒュッテからの上高地


岳沢ヒュッテ(だけさわ-)から見た夕暮れ前の上高地(かみこうち)です。

カモシカの立場


急な斜面に突き出たカモシカの立場と呼ばれる場所です。
クサリ,ハシゴが続き,北アルプス有数の急登といわれる重太郎新道(じゅうたろうしんどう)での最初の休憩場所です。
残念ながら霧のため景色は望めませんでした。

イワツメクサ


岩の間にひっそりと咲くイワツメクサです。

岳沢を見下ろす


登山道から見下ろした岳沢(だけさわ)です。
中央下の赤い屋根が岳沢ヒュッテ(2,180m)です。
岳沢パノラマ


登山道途中のビューポイント,岳沢パノラマと呼ばれる場所です。
岳沢が一望できます。
重太郎新道の登り


穂高岳山荘(ほたかだけさんそう)の創設や登山道の整備など登山者の安全確保に力を注いできた"今田重太郎"氏(いまだじゅうたろう 1898~1993)が開いた重太郎新道の登りです。
険しい岩場の急登が続きます。
タカネヤハズハハコ


登山道脇に咲いていたタカネヤハズハハコです。
ハクサンイチゲ


白く可憐なハクサンイチゲです。
お花畑


登山道脇の急斜面に広がるお花畑です。
白いハクサンイチゲと黄色いシナノキンバイがたくさん咲いています。
上高地遠望


登山道から見た上高地(かみこうち)です。
左から上へ向かって流れているのが梓川(あずさがわ)。
左下が河童橋(かっぱばし)方面,中央上が大正池(たいしょういけ)です。
重太郎新道の尾根


右下から中央に続く尾根の岩がむき出しになったところに登山道が設けられています。
コバイケイソウ


ハイマツの脇に咲いていたコバイケイソウです。
ヨツバシオガマ


ヨツバシオガマです。
紀美子平のクサリ場


スラブ状(-じょう)になったクサリ場を登り切ると紀美子平(きみこだいら 2,915m)です。

・スラブ=なめらかな1枚岩のこと
前穂高岳への登り


紀美子平から前穂高岳(まえほたかだけ 3,090m:11th)への岩場の急登です。
下に見えるのが岳沢(だけさわ)です。
前穂高岳山頂にて


前穂高岳(まえほたかだけ 3,090m:11th)山頂です。
後方の雲に隠れているのが奥穂高岳(おくほたかだけ 3,190m:3rd)。
画面左にロバの耳(右)とジャンダルム(左)が見えています。
左下には赤石岳に次いで2番目に高い一等三角点本点があります。

・ジャンダルム=本来は護衛兵のこと。山では主峰の前にそびえる前衛峰をいう
ブロッケン


山頂で見られたブロッケンです。

・ブロッケン=高い山などで霧を正面にして背後から太陽光を受けたときに霧に像などが映る現象
上高地と大正池


上高地(かみこうち)を流れる梓川(あずさがわ)です。
中央やや左上が大正池(たいしょういけ)です。
奥穂高岳


霧の中から姿を現した奥穂高岳(おくほたかだけ 3,190m:3rd)の雄姿です。
左の岩塔がロバの耳(右)とジャンダルム(3,163m 左)です。

・ジャンダルム=本来は護衛兵のこと,山では主峰の前にそびえる前衛峰をいう
北穂高岳


中央やや左が北穂高岳(きたほたかだけ 3,106m:9th)です。
右斜め下の南稜(なんりょう)に涸沢(からさわ)からの登山道が見えます。
北穂高岳の右隣に見えるのが南岳(みなみだけ 3,033m:18th)。
雲がなければその右側に槍ヶ岳(やりがたけ 3,180m:5th)が見えます。
槍ヶ岳


雲の切れ間から一瞬顔をのぞかせた槍ヶ岳です。
紀美子平へ


前穂高岳(まえほたかだけ 3,090m:11th)からの下山途中に見下ろした岳沢(だけさわ)と紀美子平(きみこだいら 2,915m 中央やや右下)です。
アオノツガザクラ


岩場で見つけたアオノツガザクラです。
明神岳


前穂高岳の南にそびえる明神岳(みょうじんだけ 2,931m)です。
中央左が山頂(1峰),その右が明神槍(みょうじんやり)と呼ばれる2峰です。
紀美子平


重太郎新道(じゅうたろうしんどう)を開いた今田重太郎氏が穂高岳山荘(ほたかだけさんそう)のアイドルだった姪の紀美子(のちに養女 23歳で他界)の名を付けた紀美子平(きみこだいら 2,915m)です。
奥穂高岳と吊り尾根


紀美子平から見上げた奥穂高岳(おくほたかだけ 3,190m:3rd)と吊り尾根(つりおね)です。

・吊り尾根(つりおね)=近接した2つの頂上を結んで弧を描く稜線のこと。ここでは奥穂高岳と前穂高岳を結ぶ稜線をいう
・稜線(りょうせん)=峰と峰を結ぶ尾根の連なり,または単に尾根のこと
シナノキンバイ


奥穂高岳へ向かう登山道脇に咲いていたシナノキンバイ(黄)とハクサンイチゲ(白)です。
お花畑


吊り尾根(つりおね)途中のお花畑です。

・吊り尾根(つりおね)=近接した2つの頂上を結んで弧を描く稜線のこと。ここでは奥穂高岳と前穂高岳を結ぶ稜線をいう
・稜線(りょうせん)=峰と峰を結ぶ尾根の連なり,または単に尾根のこと
ミヤマタンポポ


高山に咲くミヤマタンポポです。
クモマスミレ


クモマスミレです。
コイワカガミ


小さなラッパ状の花,コイワカガミです。
ハクサンイチゲ


ハクサンイチゲです。
ミヤマダイコンソウ


ミヤマダイコンソウです。
涸沢カール


吊り尾根(つりおね)から見下ろした,雪渓(せっけい)の残る涸沢カール(からさわ-)です。
カール中央の建物が涸沢ヒュッテ。
その左端にあるのが涸沢小屋です。

・吊り尾根(つりおね)=近接した2つの頂上を結んで弧を描く稜線のこと。ここでは奥穂高岳と前穂高岳を結ぶ稜線をいう
・稜線(りょうせん)=峰と峰を結ぶ尾根の連なり,または単に尾根のこと
・雪渓(せっけい)=夏でも融けないで残っている高山の雪塊
・カール=氷河の浸食によって形成された半球状の窪地のこと
奥穂高岳の登り


南稜の頭(なんりょうのあたま)直下の岩場の急登です。

・頭(あたま)=沢や谷の源頭部のピークを指す。○○沢ノ頭などと呼ばれる。ここでは南稜という支稜の最高点を指す
・ピーク=山の頂上や稜線上の突起など,突出した地形を指していう
・支稜(しりょう)=主稜線から派生するスケールの小さな尾根。枝尾根(えだおね)ともいう
南稜の頭


奥穂高岳(おくほたかだけ 3,190m:3rd)山頂近く,南稜の頭です。
奥穂高岳山頂


日本第3位,奥穂高岳(おくほたかだけ 3,190m)山頂です。
あいにくガスがかかって景色は望めませんでした。
方位盤


山頂の方位盤です。
山頂の標識


山頂にある標識です。
イワベンケイ


山頂下の岩かげに咲いていたイワベンケイです。
穂高岳山荘


白出(しらだし)のコルに建つ穂高岳山荘(ほたかだけさんそう 2,983m)です。
ここから絶壁についたハシゴを下ります。

・コル=鞍部(あんぶ)。山と山の間の尾根上の低いところを指す。馬の鞍(くら)をのせる部分に似ているためこう呼ばれる。コルはフランス語。英語ではサドルという 。同じ地形に峠(とうげ)と乗越(のっこし)がある
・峠(とうげ)=生活や交易のための道が越える鞍部のこと
・乗越(のっこし)=一方から反対側に尾根を乗り越すことが可能な鞍部のこと
絶壁の下り


穂高岳山荘横の絶壁の下りです。
はしごなどがしっかりしているため慎重に行けば大丈夫です。
涸沢カールと屏風ノ頭


穂高岳山荘(ほたかだけさんそう 2,983m)から見た涸沢カールです。
正面の山並みは前穂高岳(まえほたかだけ 3,090m:11th)の北尾根(=前穂北尾根)。
その左端が屏風ノ頭(びょうぶのあたま 2,565m)です。

・頭(あたま)=沢や谷の源頭部のピークを指す。○○沢ノ頭などと呼ばれる
・ピーク=山の頂上や稜線上の突起など,突出した地形を指していう
・稜線(りょうせん)=峰と峰を結ぶ尾根の連なり,または単に尾根のこと
・カール=氷河の浸食によって形成された半球状の窪地のこと
涸沢岳山頂


涸沢岳(からさわだけ 3,110m:8th)の山頂です。
常念岳


涸沢岳から見た常念岳(じょうねんだけ 2,857m:45th)です。
北穂高岳


涸沢岳(からさわだけ 3,110m:8th)山頂から見た北穂高岳(きたほたかだけ 3,106m:9th,右の頂)です。
その左は北穂高岳のドーム。
左奥に見えるのは南岳(みなみだけ 3,033m:18th)です。
穂高岳山荘


涸沢岳から見下ろした穂高岳山荘(ほたかだけさんそう 2,983m)です。
中岳


中央が中岳(なかだけ 3,084m:12th)。
その右隣,雲の中わずかに槍ヶ岳(やりがたけ 3,180m:5th)が望めます。
奥穂高岳


涸沢岳(からさわだけ 3,110m:8th)から見た奥穂高岳(おくほたかだけ 3,190m:3rd)です。
左下から上へ登山道が見えます。
ザイテングラード


穂高岳山荘(ほたかだけさんそう 2,983m)から涸沢(からさわ)までザイテングラードを下ります。
急な岩場の下りです。

・ザイテングラード=元々はドイツ語で支稜のこと。白出乗越(しらだしのっこし)から涸沢へ延びる支稜の固有名詞になっている
・支稜(しりょう)=主稜線から派生するスケールの小さな尾根。枝尾根(えだおね)ともいう
・乗越(のっこし)=一方から反対側に尾根を乗り越すことが可能な鞍部のこと
・鞍部(あんぶ)=山と山の間の尾根上の低いところを指す。馬の鞍(くら)をのせる部分に似ているためこう呼ばれる。フランス語でコル,英語ではサドルという。同じ地形に峠(とうげ)と乗越(のっこし)がある
・峠(とうげ)=生活や交易のための道が越える鞍部のこと
ミヤマアキノキリンソウ


ザイテングラードに咲いていたミヤマアキノキリンソウです。
イワギキョウ


イワギキョウです。
ハクサンフウロ


ハクサンフウロです。
チングルマ


チングルマです。
イワオトギリ


イワオトギリです。
涸沢小屋


2泊目の宿,涸沢小屋(からさわごや 2,350m)です。
夕暮れの穂高


奥穂高岳(おくほたかだけ 3,190m:3rd)から前穂高岳(まえほたかだけ 3,090m:11th)へ続く山並みです。
北穂高岳


涸沢小屋(からさわごや 2,350m)の下から見上げた北穂高岳(きたほたかだけ 3,106m:9th,画面中央奥)です。
左に尖って見えるのは南稜(なんりょう)です。
涸沢カールと雪渓


涸沢カールと雪渓です。
中央の尾根が吊り尾根。
左の最初の頂が前穂高岳(まえほたかだけ 3,090m:11th)です。

・カール=氷河の浸食によって形成された半球状の窪地のこと
・雪渓(せっけい)=夏でも融けないで残っている高山の雪塊
・吊り尾根(つりおね)=近接した2つの頂上を結んで弧を描く稜線のこと。ここでは奥穂高岳と前穂高岳を結ぶ稜線をいう
小屋のマドンナと


涸沢小屋のマドンナとのツーショットです。
前穂高岳


前穂高岳(まえほたかだけ 3,090m:11th)と涸沢カール(からさわ-)です。

・カール=氷河の浸食によって形成された半球状の窪地のこと
北穂高岳


涸沢から横尾(よこお 1,618m)へ向かう途中で見上げた北穂高岳(きたほたかだけ 3,106m:9th)です。
センジュガンピ


横尾谷(よこおだに)で見つけたセンジュガンピです。
大キレット


北穂高岳(きたほたかだけ 3,106m:9th,左)から南岳(みなみだけ 3,033m:18th,右)への稜線です。
大キレットがあります。

・キレット(切戸)=連なる稜線の一部が深く切れ込んでいるところをいう。岩が露出して難所となっている場合が多い
・稜線(りょうせん)=峰と峰を結ぶ尾根の連なり,または単に尾根のこと
明神岳


横尾谷からの明神岳(みょうじんだけ 2,931m)です。
横尾


横尾(よこお 1,618m)の標識です。
ヒメシャジン


道路脇に咲いていたヒメシャジンです。
大天井岳


梓川(あずさがわ)越しに見た大天井岳(だいてんじょうだけ=おてんしょうだけ  2,922m:30th,左奥)です。
キツリフネ


キツリフネです。
クガイソウ


クガイソウです。
タマガワホトトギス


珍しいタマガワホトトギスです。
河童橋と焼岳


観光客でにぎわう河童橋(かっぱばし 1,508m)です。
後ろは焼岳(やけだけ 2,455m)です。